里見女流王座が史上初の女流6冠に 3連勝で初代清麗 甲斐女流五段破る
将棋の第1期清麗戦五番勝負第3局は7日、金沢市で行われ、里見香奈女流王座(27)が甲斐智美女流五段(36)に120手で勝ち、3連勝で初代清麗を獲得した。里見は女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花と合わせ、史上初の女流6冠になった。
清麗戦は今年始まった女流棋戦。現在七つのタイトルがあり、残る1冠は、西山朋佳女王(24)が保有している。
里見は島根県出雲市出身で、森雞二(けいじ)九段門下。2004年に中学1年で女流棋士になり、11年に養成機関の関西奨励会に入った。13年に史上初めて女流5冠を達成。一時1冠となったが、今年6月に渡部愛女流三段(26)を破って女流王位を獲得し、女流5冠に復帰した。攻めの強さから「出雲のイナズマ」との異名も持つ。