NY株続伸69ドル高 1カ月ぶり高値水準、利下げ期待高まる
6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比69・31ドル高の2万6797・46ドルで取引を終えた。約1カ月ぶりの高値水準。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げへの期待感が高まった。
FRBのパウエル議長が6日の討論会で、月内の追加利下げを示唆したことが材料視された。ただ、この日発表された8月の米雇用統計が強弱の入り交じった結果だったとして、値動きは方向感を欠いた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は13・76ポイント安の8103・07と3日ぶりに下落した。
外為・株式 NY=17時 1ドル=106円86~96銭
6日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、午後5時現在、1ドル=106円86~96銭で、前日の午後5時に比べ03銭の円高・ドル安になった。
ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日の終値に比べ69ドル31セント高の2万6797ドル46セントで取引を終えた。
正確に・わかりやすく・優しく JALが成田空港で接客コンテスト開催
日本航空は4日、成田空港で、同空港で働く地上係員による接客技術を競う「N―1グランプリ2019」を開催した。同社が接客サービスの向上のために開催しており、今回で6回目。推薦などで選ばれた9人がアナウンスと接客対応の二つの審査で、日ごろ培った技術を披露した。
アナウンス審査では、雷雨で地上作業が中断したため出発時刻が未定となったという想定で、日本語と英語を交えて3分程度で伝えた。正確さ、わかりやすさのほか、旅客に寄り添う優しさも審査のポイントとなった。接客対応の審査は、チェックインカウンターで5分間のロールプレーイング方式で行われ、事前に内容は知らされず、外国人や目の不自由な人にどうやって対応するかも審査された。
優勝は入社4年目の宮里ミッシェル光さん(26)、準優勝は入社3年目の八瀬辺真子さん(24)で、2人は、11月に開かれる国内外の空港で働く同社の地上係員の代表によるコンテストに出場する。今回初めて設けられた特別賞には入社3年目の鈴木里菜さん(24)が選ばれた。
宮里さんは「1カ月間練習してきた。接客でうまく会話を広げられなかった反省点もある。さらに磨きをかけたい」。八瀬辺さんは「カウンターの前で並んでいるお客様への配慮や、口に出さないお客様の思いを引き出したい」と、11月のコンテストに向けて表情を引き締めた。
審査員の1人で地上係員の教育担当を務める石原里江子さんは「練習の時よりもうまくできていた」と評価。成田国際空港会社の田辺誠・営業部門長は「全員優劣なく個性を発揮していた。日ごろの業務でも継続してほしい」と講評した。
米司法省、ホンダ、フォードなど4社を独禁法調査 燃費規制めぐり 米報道
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は6日、米司法省が、新たな自動車燃費規制でカリフォルニア州と合意したホンダ、米フォード・モーター、独BMWとフォルクスワーゲン(VW)の自動車メーカー4社について、独占禁止法(反トラスト法)違反の疑いで調査を開始したと報じた。
同州とメーカー4社は7月、2026年まで毎年3・7%ずつ燃費改善を目指す独自の規制で合意した。報道によると、米司法省は、メーカー4社が独自に燃費基準を申し合わせたことがカルテル行為などに当たるかどうか調べているという。ホンダは「カリフォルニア州と自動車メーカーとの排出量を巡る合意に関する司法省の調査に協力する」とコメントした。
米燃費規制を巡っては、トランプ政権はオバマ政権下で決まった現行規制が厳しすぎるとして、26年まで燃費基準を20年時点の基準のまま凍結することを提案している。一方、環境政策を重視するカリフォルニア州はトランプ政権の凍結案に反発し、現行規制と凍結案の中間に燃費改善目標を設定した独自規制でメーカー4社と合意。トランプ大統領が政権の意向に沿わないフォードの姿勢を批判していた。
展望なき日韓 冷静に考えたい
8月下旬にソウルで開かれた「日韓フォーラム」に参加しました。両国の政治家や研究者、ジャーナリストら計50人ほどが顔を合わせる年に1度の会議です。最近の政治状況を考えると不思議なのですが、コーヒータイムの会話では「政治家を含めて、日韓双方とも自制した発言が多いね」という声が出ました。
ここ数年は互いに「相手側に物申す」的な発言が目立ったという記憶があるのですが、現実があまりに悪いので慎重な発言が増えたのだろうかと考えてしまうほどでした。その中で印象に残った言葉に「以前の関係を回復させることはできない」というものがありました。その背景を考えてみたいと思います。